4月8日から始まった一学期の終了です。1年生は94日間、2~9年生は96日間の授業日です。本日、通信票を児童生徒が持参します。2学期につながるご家庭での言葉かけを是非お願いします。以下、本日の終業式の校長あいさつを掲載します。ご家庭でお子様への言葉かけへの材料としていただければ幸いです。

 皆さんおはようございます。夏休み明け集会と同じように会議室からのテレビ中継での式となります。皆さんの顔を見ずにお話をしなくてはいけないことがとても残念です。コロナもようやく落ち着いてきました。全児童生徒818人全員がそろった式を行うのもそう遠くないかもしれません。6人の代表のみなさん。発表ご苦労様でした。素晴らしい発表でした。
 さて、今日で一学期が終わります。4月から約6か月が過ぎ、1年の折り返しです。この後、皆さんは担任の先生から通信票をいただくことになりますね。1年生にとっては、あそ野学園ではじめてもらう通信票になります。2年生~9年生はすでに知っていることですが、通信票には、道徳を含む1学期の各教科の学習については、成績という形で。また、1学期の学校での皆さんの頑張りについては、特別活動の記録と先生方の所見という形で記載されています。
 校長先生は、皆さんに渡す前にすべての学年の通信票を担任の先生から見せてもらいました。成績と一緒に担任の先生が見つけた皆さんの「良さ」と「頑張り」、そして皆さんが行った「良い行い」がたくさん書かれていました。どんなことが書いてあるのか楽しみにして欲しいと思います。
 ところで、終業式に当たって、皆さんに是非して欲しいことがあります。通信票を見た後、おうちに帰って、おうちの方々に通信票を見せる前にして欲しいことです。さて、どんなことだと思いますか?簡単でもあり、慣れない人には難しいことかもしれません。
 それは『一学期を振り返って、一学期の自分をほめて欲しい』ということです。一学期、1年生は94日、2年生から9年生は96日の授業日がありました。この約6か月の学校での生活を通して、どんなことができるようになったかを振り返って欲しいと思っています。たくさんのことができるようになったのではないでしょうか。「できるようになった自分」=(イコール)「成長した自分」を是非今日は感じて欲しいと思います。そして、ほめて欲しいと思います。
 「自分で自分をほめる」ちょっと不思議に思う人もいるかもしれません。でも、これはとても大切なことであると言われています。「自己肯定感」という言葉を皆さんは聞いたことがありますか。8年生は、数日前のがん予防教育講話で和田先生から聞いている言葉です。「ありのままの自分を自分が受け入れること」になります。自己肯定感の高い人は自分が大すきです。どんな自分も大好きです。失敗した自分も大好きですから、どんなことにも挑戦できます。何にでもチャレンジできる人は、この自己肯定感の高い人です。いろんなことにチャレンジして、失敗して、でもチャレンジして、その繰り返しが自分をさらに成長させていきます。皆さんには、ぜひそんな自己肯定感の高い人になって欲しいと思っています。
 そのためにも繰り返しになりますが、1学期にできるようになったことを通信票の中からでもいいですし、通信票に書かれていなかったこと、例えば「毎日、給食をおいしく食べられたこと」でも十分です。できたことをたくさん見つけて、そしてできた自分をほめてください。そしてできれば、そのことをおうちの人にも伝えて欲しいと思います。
 校長先生は「自分が大好きです。」だから自己肯定感も高いと思っています。自分がさらに大好きになって、そしてたくさんのことにチャレンジできる二学期を4日後、一緒に迎えましょう。以上、終業式のお話とします。