26日(金)5校時は、外で体育の授業でした。みんなでリレーをやりました。

授業が終わり、教室に戻る途中に、向こうから「先生ー!!!」と呼ぶ声がしました。

その手には、一匹のクワガタ虫。とても弱っている様子で、少しも動きませんでした。

どうしようかとみんなで相談し、一旦、4の3教室で保護することにしました。

教室で箱に入れ、様子を見ていると、6校時終わりには、挟む力が強くなり、元気に動いていました。

 

「助けたいと思った気持ちがクワガタに通じたんだね!」と喜ぶ声が聞こえてきました。

拾った子が持ち帰り、育てることも考えましたが、「学校の桜の木に逃がしてあげよう」と決めました。

下校の時に、危なくないような蜜のあるところに逃がし、みんなでさようならをしました。

   

クワガタがいたことに気付いて「大丈夫かな」と心配し、あえてそっとしておいた子、助けてあげたいと連れてきた子、元気になったことを大喜びする子・・・それぞれ違えど子ども達の中に「命を大切にする」気持ちが芽生えていて、心がとても温まりました。

命の恩人の犬伏小の子どもたち。これからもその心を忘れずに過ごしていってほしいです。