1月20日に城北地区公民館において、佐野市理科研究発表会が行われ、本校は5年生の4人が「ムクロジの実のちから」のテーマで研究した内容を発表しました。ムクロジの実は水に入れると泡立ち、昔は「洗濯玉」として使われたことを、実際に汚した布地を洗濯して検証し、また種子の硬さについても調べました。

調べていく中で、本校の校木であるムクロジの実は、蚊などの害虫を寄せ付けない効果を持ち、また人にとっては薬効があって、漢方薬として使われてきたこと、そのことから「無患子」(子どもが病気にかからない)と言われたこと。羽子板遊びは、そのムクロジの薬効からトンボに見立てた羽根で蚊などの虫を追い払うおまじないが転じたものであり、単にムクロジの種子が硬いから使われただけではないことがわかりました。犬伏小学校の校木として植えた、昔の人の子どもに対する思いが感じられました。