本校の職員室前に校庭側(南側)を向いて野口英世像が立っています。

これは、昭和27年3月22日、第5回卒業生の寄付で建立、盛大に除幕式が行われたと本校の記録に残っております。制作者は、長崎の「平和祈念像」で有名な北村西望だそうです。「真理を探究する姿を理想としよう」と生徒たちに呼びかけた当時の安藤精一校長先生自作の短歌も記されています。

 

なぜ、野口英世像をご紹介したかというと、桐生タイムスの記者の方から、「野口英世の特集を組んでいるが、桐生市立西小学校の野口英世像と同じような像が佐野市立城東中学校にも立っているとのことなので取材させてほしい。」ということから始まりました。

西小の写真を見て、「忍耐」の文字が刻まれた台座の上の立像、左手で書物を持ち、足下にいる2匹のモルモットと思える動物までそっくりで大変驚きました。

 

立像は国内でも貴重な像らしいです。

 ← (桐生タイムスの掲載記事)

普段何気なく眺めていた野口英世像ですが、黄熱病の研究に成果を上げた英世の功績や我が城東中学校先輩方の想いを改めて感じ取れた今回の取材でした。

コロナウィルス渦中で制限のある学校生活ですが今回の機会を励みに、これからも城東中生としての伝統と誇りをもって、充実した学校生活を送っていきたいと思います。