新型コロナウイルスの消毒目的で利用が広がっている「次亜塩素酸水」について、最近、テレビ等で気になる報道がありました。
NITE(製品評価技術基盤機構)の検証試験によると、次亜塩素酸水が新型コロナウイルスに対して有効であるかどうかは、現時点では確認されていないという内容でした。
北中学校では、「ハセッパー水」と呼ばれる次亜塩素酸水エターノール配合のアルコール手指除菌剤を使用しています。
ハセッパー水を製造している会社に有効性や安全性を確認したところ、除菌力は次亜塩素酸ナトリウムの10倍の除菌・消臭力があり、安全性については「誤って飲んだ場合」→異常なし、「皮膚への影響」→刺激性なし、「目に入った場合」→刺激性なし、「アレルギー反応」→感作性なし、「発がん性」→誘起する作用なし、「空間噴霧時の塩素発生濃度」→許容濃度以下、等の回答をいただきました。
 
ちなみに、厚労省や経産省の資料によると、アルコールや次亜塩素酸による消毒を行わなくても、石けんやハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぐだけで、ウイルスは0.01%までに減少し、さらに手洗いを2回繰り返すことにより0.0001%にもなるとのことです。
手洗いが、手軽で効果も高いようです。
また、食器や取っ手、ドアノブ、手すりなどの身近な物の消毒には、次亜塩素酸ナトリウム(市販の塩素系漂白剤を0.05%に薄める)が有効だそうです。