まだまだ暑い日が続きそうです。全国のあちこちで「熱中症警戒アラート」が発表されたというニュースが聞かれますが、皆様、体調はいかがでしょうか。

環境省の熱中症予防情報サイトによると「熱中症警戒アラート」とは、熱中症予防のための新たな情報のことで、今年の4月下旬より日本全国を対象に運用が始まったのだそうです。「WBGT(暑さ指数)」とは「湿球黒球温度」のことで、人間の熱バランスに影響の大きい、「気温 湿度 輻射熱(ふくしゃねつ)」の3つを取り入れた温度の指標のことだそうです。

 

この日は新聞発表によると、佐野の最高気温が40℃を予想していた日でした。午後2時頃、本校の熱中症計は、日陰で周囲温度が32.0℃、WBGTは22.6℃を示していました。

 

 

暑さ指数を用いた指針では、31℃以上が運動は原則中止、23~31℃が厳重警戒(激しい運動は中止)、25~28℃が警戒(積極的な休憩)、21~25℃が注意(積極的に水分補給)となっています。この時点で、熱中症計は、「注意」のところを示しているのがわかります。試しに熱中症計の場所を変え、コンクリートの階段に置いてみました。

 

 

 

熱中症計を使った計測の仕方は、地面から1.1mのところで黒球に日射を当て、値が10分間安定してから読み取るのだそうです。コンクリートの輻射熱も加わってか、気温も暑さ指数もどんどん上がっていき、暑さ指数を用いた指針では「原則中止」を示しました。

 

 

この日の夕方のニュースで、「栃木県内の最高気温は、37.4℃で、佐野市でした。」とアナウンサーが話していました。

熱中症の予防には、

 ・不要不急の外出は避け、昼夜を問わずエアコン等を使用する

 ・身の回りの暑さ指数(WBGT)を確認し、行動の目安にする

 ・エアコン等が設置されていない屋内外での運動は、原則中止または延期する

 ・のどが渇く前にこまめに水分補給するなど、普段以上の熱中症予防を実践する

  (環境省:熱中症予防情報サイト)

等が大切となります。安全で有意義な夏休みを過ごすため、今後も体調管理に力を入れていきたいものです。