卒業式を前に、校長先生が特別な授業をしてくださいました。

内容は、紙を使った不思議な仕組み(不思議な牢屋)の工作です。

校長先生が提示したみんなのゴールは、時間内に「全員が一人1つ作ること」でした。

『完成品を見て、その作り方を考えて作ってみる』という課題には条件があり、作り方の相談や教え合いはどれだけしてもOK、ただし、作ってあげるのはNGということでした。まずは完成品をよく観察・調査し、できた人がどれだけ『発信』できるか、誰かがつかんだ『情報』をどれだけ素早く学級内で『共有』できるかがキーポイントということで、子どもたちは意欲的に取り組んでいました。

途中、「自分の力で何とかしたい!」という子どもたちもいましたが、校長先生の「これでクラスの力が分かるよ」という言葉もあったことで、子どもたちはどんどん作り方をシェアしていき、1時間目の授業中に見事全員作ることができました。

一人一人完成したものを手に持ち、達成感を感じているようでした。