6年生理科 デンプンを取り出そう!
児童のみなさんお元気ですか?
週末は、プリント勉強ではなく、楽しい台所での勉強を紹介します。先週のダイラタンシー現象を確かめてみましたか?
片栗粉を水で溶いたら、ちょっとした力で瞬時(しゅんじ:「すぐさま」という熟語)に固まる現象で、またすぐに液体状に戻ります。こんな泥沼があったらきっと走って渡ることができるでしょうね…!?
ところで、片栗粉の原材料名のところには「ばれいしょでんぷん」と書いてあることが多いです。
ばれいしょとは、ジャガイモのこと。ジャガイモから片栗粉が取れるのか!?!? では早速やってみましょう!!
【材料と道具】男爵という種類のジャガイモ(ほかの種類でも取れますが、男爵が一番取りやすいと思います。)すりおろし器、大きめのボウル ふかし布もしくはガーゼや手ぬぐい
1 まずは手をきれいにWash Wash Wash
2 ジャガイモは皮をむいて、すりおろす。アルミホイルを丸めてこするときれいにむけますよ。
3 布に入れて水の中でよくもむ。布から水の中へデンプンが移動します。すりおろしは空気にふれると茶色っぽくなりますが心配しないでください。
4 静かに置いて、デンプンが下に沈むのを待ちます。画面右はすりおろしたしぼりカス。
このカスも捨てないで! 目の細かい網などで水にさらしてあく抜きをします。食物繊維たっぷりなので千切りキャベツと同様にサラダにしたり、ドレッシングに混ぜたりして食べられます。
5 しばらくして水が澄んだら、上澄みの水をそっと流します。下に白い片栗粉が沈殿しています。
6 水を入れてよく混ぜて…これを繰り返す。水を入れた時の泡が出なくなるまで。
7 最後の上澄みを捨てたら、ラップに広げて乾かします。この時ダイラタンシー現象が確かめられますよ!
→ ジャガイモ一個120gから取れたデンプンは約14g!
ちなみにしぼりかすの水にさらしてあく抜きしたら…
52g+14g=66g 約半分!残りはどうなったのでしょうか? 考えてみましょう!