5月になり夏の気配を感じる季節となりました。それもそのはず、5月5日は二十四節季の一つ『立夏』でした。緑が茂り、田植えが始まる季節、「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」の期間となり、カエルが水田の中をスイスイ泳ぎ、活発に活動を始める季節です。今までに比べ、昼間の時間が長くなり、降り注ぐ光の量も多くなりいよいよ夏本番に突入ます。

 日本の歌人である 俵 万智(たわら まち)さんが「富士山うたごよみ」という奇想天外な絵と短歌と文からなる絵本の中で『立夏』についての短歌を書いていますので紹介します。   

 自転車のカゴからわんとはみ出して なにか嬉しいセロリの葉っぱ

                                  

「富士山うたごよみ」の絵本に、このほかにも二十四節季に関する絵と短歌が書いてありますのでぜひ読んでみてください。