5年生は、11月14日(火)~16日(木)にかけて、茨城県鉾田市にある『とちぎ海浜自然の家』へ2泊3日で宿泊学習(臨海自然教室)へ行ってきました。

1日目の主な活動は、入所式・オリエンテーション、海浜ウォークラリー、ナイトハイクです。

学校で行った出発式では、校長先生から「百聞は一見に如かず」という言葉とともに、海浜自然の家でしか分からないこと、体験できないこと、学べないことをたくさん吸収してきてほしいというお話をしていただきました。

到着後の入所式では、自然の家の先生のお話を真剣に聞き、これから行われる様々な活動への期待を膨らませている様子が見られました。

 

 

昼食では、海が一望できる食堂の窓際の席へ一直線!ではなく、お代わりや片付け、移動がしやすい座席を確保し、みんなで楽しくおいしくいただきました。

 

海浜ウォークラリーでは、グループで協力してコマ図を見ながら、広い敷地内を歩き回って課題を解いたり、ゲームに挑戦したりして得点を競いました。

この活動には隠しタイムが設定されており、それに近ければ近いほど高得点がもらえるため、課題だけではなく、時間も考えながらゴールを目指していました。

 

夜のナイトハイクでは、打ち寄せる波の音、満点の星空、海に向かって右手には鹿嶋の工業地域の夜景、左手には大洗の街の夜景がとてもきれいでした。

星空は、海浜自然の家の先生も、「こんなにたくさんの星がきれいに見えることはほとんどないですよ!」と言うくらいきれいでした。残念ながらカメラではきれいに撮れなかったので、お子さんに聞いてみてくださいね。

その後、みんなで大きなお風呂に入り、班長会議や振り返りを行って消灯・就寝となりました。

 

2日目は朝の集い・海岸散歩からスタートし、午前中は塩づくり・つぼ焼きいも、午後は砂浜活動・砂の造形、夜は絵はがき作成を行いました。

朝の集いの後には、海岸散歩に向かい、3日目のフォトフレームの飾りつけで使う貝殻などを拾いました。また、ナイトハイクで見たり感じたりした海との違いに関心を持つ児童もいました。

 

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塩づくり・つぼ焼きいもでは、かまどでの火起こしや海水を蒸発させる作業を協力して行いました。途中、煙が目にしみて、目の痛みと戦いながらの作業になりましたが、「目が痛い~!」と言いながらも、一生懸命に火加減の調整や海水の水分がスムーズに蒸発するように混ぜる作業を、友達と交代しながら一生懸命に行いました。最後には、できた塩を土鍋から削り取って、袋に詰めて完成です。削り取る作業も、最後まで真剣にやったので、たくさんの塩ができました!

 

 

 

午後は砂浜活動です。曇り空と強風の寒い中だったため、時間を少し短くしての活動でしたが、各グループみんなで協力して、大きな作品を造りました。

ウミガメやお城、とちぎ海浜自然の家を造って、記念写真を撮りました。

 

 

 

夜は絵はがきを書きました。一人一人が絵や文章で、この2日間の思い出や心に残ったこと、家族に伝えたいことを表現していました。

お家にはもう届いたでしょうか?絵はがきをもとに、またご家庭で思い出をふり返ってみてくださいね。

 

 

3日目は最終日です。午前中に貝飾りフォトフレーム作りをして、その後昼食を食べ、退所式を行って帰校します。

貝飾りフォトフレーム作りでは、海に行くたびにいろいろな貝や流木などを集め、作品作りの準備を進めてきました。また、海浜自然の家の職員の方々が拾い集めてくださった貝を少し分けていただいたり、購入しておいた世界の海で拾える貝殻を使って制作を行いました。

貝を重ねたり、海岸で拾った砂を一緒に貼り付けたりして、工夫して飾り付けていました。

 

全ての活動を終え、最後に退所式を行いました。最後までしっかりと話を聞く姿が印象的でした。

 

一人一人にたくさんの思い出ができたことと思います。

楽しかったこと、難しかったこと、大変だったこと、初めて知ったこと、海の近くだから感じられたこと…

出発式で校長先生からいただいた「百聞は一見に如かず」という言葉通り、とちぎ海浜自然の家で活動してきたからこそ発見できたことを大切にし、これからの活動も頑張っていきましょう!