本日、今年度最後の授業日として修了式がとり行われました。6・9年生を除く636名に修了証を渡しました。今年度は特に5月にコロナウィルス感染症への対応が変わったことにより、コロナ禍以前に行われていた教育活動と同様の活動を行うことができました。忙しさも以前と同様にはなりましたが、児童生徒には、充実した学校生活の提供ができたのではないかと考えます。保護者・地域の皆様には4月からこれまで本校の学校経営にご理解とご協力をいただいたことについて、この場をお借りして感謝申し上げます。

本日の修了式にて児童生徒には、以下のようなお話をいたしました。ご家庭での話題の一つとしていただければ幸いです。

(修了式 校長講話)

 四人の代表の皆さん、発表ご苦労様でした。二学期を中心に、この一年間を振り返り、来年度への意欲を強く感じる素晴らしい発表でした。
 そして、先ほど、七人の代表の人に修了証を渡しました。修了証は、一年間の勉強を終えて、次の学年に進むことができる証明書です。この後、全員に、担任の先生が教室で渡すことになります。よかったですね。進級おめでとうございます。
 さて、今日は修了式です。修了式にあたり、皆さんに一つお話ししたいと思います。
 それは、「四月からの一年間を振り返り、これまでの出会いに感謝しよう。」ということです。皆さんは。この一年間で成長しました。体が大きくなったということもありますが、できるようになったことがたくさん増えたのではないでしょうか。漢字が書けるようになったであるとか、難しい計算ができるようになったということもあります。それぞれの学年に合わせてたくさんのことができるようになったと思います。そして、それ以上に心がとても成長したなと感じています。例えば、今、皆さんが話を聞く姿勢、すばらしいですね。一年生の皆さんも今体と目を向けてしっかり聴くことができるようになりました。個人により違いはあると思いますが、体の成長だけでなく、心が成長した自分を誰もが感じることができていると思います。
 さて、ここで考えてみてください。みなさんが成長できた理由は何ですか?答えは、もうわかりますね。多くの人の助けがあって皆さんは成長することができたということです。皆さんの成長を助けてくれた多くの方々そして場所に感謝の気持ちを持ってほしいということです。
 家庭では家族が、そして学校では、先生や友達の助けがあって、皆さんは成長しました。授業中の友達との「学び」によって、できることが増え、心は成長しました。
 担任の先生、同じ学級の友達、そして教室とは、あと数時間でお別れです。「ありがとう」と伝えることはできましたか。帰りまでに感謝の気持ちを伝えることができればうれしいです。言葉に表せなければ、心の中で「ありがとう」という気持ちをもってこの後の時間を過ごしてほしいです。
 限りない皆さんの成長を願って、修了式のお話とします。

令和六年三月二十二日 佐野市立あそ野学園義務教育学校長 谷 直人