11月に3年生の美術の授業で、フレスコ画を行う予定です。10月11日に佐野市文化推進課の方々と講師の福島恒久先生が来校してくださり、打ち合わせを行いました。中学校でフレスコ画を行うのは初めてということで、時間割の制約がある中でどのように準備や授業を進めていくかをじっくり話し合いました。生徒の普段の美術の時間の様子などもお伝えし、つけたい力やどのような思いを込めた作品作りができるのかについて方向性が決まりました。会場となる美術室も見学していただき、授業のイメージを共有しました。

 昨年度は佐野市にある素晴らしい美術品である、伊藤若冲の菜蟲譜の鑑賞を通して日本画や巻物といった日本の伝統的な表現の良さを味わい、水墨画で作品を作りました。今年度はさらに一歩踏み込んで、佐野市で日本の産出量の殆どを占める石灰を使ってフレスコ画を体験します。この授業を通して、古くから伝わるその技法に触れるとともに、石灰の産地である郷土に誇りをもってほしいと思っています。

 今後、授業まで連絡を取り合いながら準備を進め、生徒たちにとってかけがえのない作品づくりができるように努めていきたいと思います。ご協力いただく石灰組合の方々、佐野市文化推進課の方々、福島恒久先生、どうぞよろしくお願いいたします。